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2019/12/06
美髪を育てる正しい優先順位とは?美容師が教える6つのステップ
髪質改善・ヘアケア

世の中には、美髪になるための情報がたくさんあります。「美髪になるシャンプー厳選5選」「うる艶になれるトリートメント」など、何が正しくて、どれを信じれば良いのかわからなくなることもあると思います。

紹介されている商品の多くは、決して悪いものばかりではないはずです。それでも結果がついてこない場合には、理由があります。

お金も時間もかけているのに美髪に近づいていないと感じたら、一度、優先順位を見直してみませんか。美容師歴20年以上の経験から、美髪づくりに大切な6つのステップをお伝えします。

美髪づくりの優先順位

①髪を乾かす
②信頼できる美容師を見つける
③シャンプー選び
④トリートメント選び
⑤アウトバストリートメント
⑥サロントリートメント

この順番には理由があります。ひとつずつ見ていきましょう。

①髪を乾かす

髪は、濡れている状態だと強度が大きく下がります。濡れた髪は表面のキューティクルが浮きやすくなり、内部がこすれてダメージしやすい状態です。キューティクル自体もはがれやすくなります。

濡れている時間が短いほど、ダメージを受けるリスクは少なくなります。合言葉は「できるだけ早く乾かす」です。どんなに良いシャンプーやトリートメントを使っても、この土台がなければ、効果を感じにくくなってしまいます。

②信頼できる美容師を見つける

髪を乾かすことと同じくらい大切なのが、あなたの髪に合った適切なダメージ管理をしてくれる、信頼できる美容師を見つけることです。

カラーやパーマ、トリートメントなど、髪に薬剤をつけて変化させる施術には、必ずダメージのリスクが伴います。髪を綺麗に見せるトリートメントも、扱い方によってはダメージが進むことがあります。薬剤は、上手に使えば綺麗になる一方で、使い方次第でダメージのリスクも伴う。この2つは表裏一体です。

良かれと思って施術をしても、髪を理解し、薬剤の力加減をコントロールできなければ、素敵なヘアデザインにはつながりません。髪は死滅細胞のため、一度ダメージを受けると元には戻りません。

髪の状態によっては、施術を見送る判断ができることも、髪のプロとして大切なことだと考えています。カラーやパーマは、髪にとって踏み込んだケアです。知識や経験のある、信頼できる美容師を見つけることが、美髪への近道です。

③シャンプー選び

①②のステップを大切にしたうえで、はじめて「どんなシャンプーを使うか」を考えます。最低限のお手入れができていないと、どれだけ高スペックなシャンプーを使っても、その良さを感じにくいからです。

信頼できる美容師がいれば、あなたの髪に合ったシャンプーを提案してくれるはずです。誰にでも合う万能なシャンプーというものはありません。髪質・生活環境・なりたいスタイルなど、さまざまなことを総合的に考えて選ぶことで、あなたにぴったりの1本が見つかります。

「市販のシャンプーでおすすめはありますか」とよく聞かれますが、個人的な見解としては、特にありません。市販品は市場価格に合わせてつくられるため、使える原材料にも制約があり、価格帯によっては、こだわりのある処方にしづらいことがあります。美髪づくりの観点からは、髪質やお悩みを理解してくれている美容師がすすめる、サロン専売品を選ぶのが良いと考えています。

④トリートメント選び

次に大切なのが、ご自宅で使うトリートメントです。トリートメントは、シャンプーの洗浄力のバランスに合わせてつくられていることが多いため、同じシリーズをセットで使うのがおすすめです。

シャンプーはクレンジング、トリートメントは化粧水。しっかりシャンプーで汚れを落としたあと、髪に不足している油分を補います。毎日使うものだからこそ、シャンプーとトリートメントには、こだわりたいところです。

⑤アウトバストリートメント

それでも乾燥やダメージが気になる場合は、アウトバストリートメント(流さないトリートメント)を使います。髪の乳液のような位置づけで、ここまでのお手入れがしっかりできている方には、それほど必要ないこともあります。

つけると手触りがすぐ良くなるため、毎日のルーティーンにしたくなりますが、ひとつ注意が必要です。アウトバストリートメントは、髪の表面に膜をつくって手触りを良くするものが多く、使用頻度が高くなると、成分が髪に残留して質感を損なうことがあります。残留した油分は、カラーやパーマをする際の薬剤の浸透を妨げることもあります。

自分の髪の状態と相談しながら、必要な時に使うと、摩擦などのダメージ軽減につながります。依存せず、上手に付き合ってみてください。

⑥サロントリートメント

ここまでのお手入れがしっかりできている方には、本来それほど必要のないものです。もう1段階上の質感や状態を求める方への選択肢として、サロントリートメントをおすすめしています。

髪内部のダメージ部分を補修成分で埋め、表面をコーティングしますが、髪が元通りに治るわけではありません。正確には、ダメージをごまかしているのです。だからこそ、①〜⑤のお手入れができていれば、サロントリートメントは必須ではありません。

行うタイミングも大切です。カラーやパーマ直後の髪には、ダメージの原因となるアルカリが残っている状態のため、栄養成分と一緒に閉じ込めてしまうと、かえってダメージを受けやすくなります。施術直後は手触りが良くなり、治ったような感覚になりますが、あとになって質感が落ちてしまうことがあります。トリートメントをする際は、事前にアルカリ除去をしっかり行うことが大切です。

①の乾かす習慣が身についていないまま、サロントリートメントだけを重ねても、効果は十分に発揮されません。土台となる習慣から整えていくことが、遠回りのようで一番の近道です。

まとめ

髪の手入れの情報が溢れていて、何から始めればいいか迷っていた方は、ぜひこの優先順位を参考にしてみてください。

①髪をなるべく早くしっかり乾かす
②信頼できる美容師を見つける
③シャンプーにこだわる
④シャンプーと相性の良いトリートメントを使う
⑤アウトバストリートメントは気になった時に使う
⑥サロントリートメントを取り入れる

参考にしていただき、美髪に近づいていただければ嬉しいです。

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■ このブログを書いた人

NAOYA(キタウラナオヤ)
Xanadu(ザナドゥ)オーナースタイリスト

美容師歴20年以上。滋賀県草津市にて、完全マンツーマンのプライベートサロンを営んでいます。
東洋医学の経穴理論をベースにしたヘッドスパと、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを得意としています。
Google口コミ平均評価4.9。頭皮と髪、そして心のケアを、一人ひとりに丁寧に届けることを大切にしています。

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