
- 2019/08/13
- 美容師を16年続けられている3つの理由
- 日常
あなたは、働いていますか。それとも、働かされていますか。
普段、いろんな方とお話ししていると、ふと感じることがあります。世の中にはたくさんの仕事があるなかで、自分で選んで就いた仕事のはずなのに、楽しそうな人と、そうでない人がいるということに。
仕事や働くこと、生きることについての価値観は、人それぞれです。正解というものは、結局自分の中にしかないと思っていますが、同じ時間を過ごすなら、楽しく過ごしたいものです。
そんなことを考えていて、自分が美容師という仕事を16年続けてこられた理由が、3つあることに気づきました。今思うことを、記録として書き留めておきます。
①自分の手で人を美しくしたい
読んで字のごとく、美容師の本質は、容姿を美しくすることです。特に自分の強みでもある毛髪の知識をフルに活用して、髪のお悩みをお持ちの方を、これまでにないくらい美しい髪にすること。
自分の手でお客様のなりたいを叶えたり、本人も気づいていない魅力を引き出したりする。その結果として、幸せそうな姿を見られたら、それはとても嬉しいことです。
自分が美容師であるためには、お客様の存在が欠かせません。喜んでいただいて初めて、社会の中での、そして自分の中での存在価値を感じられる。その気持ちの対価として、報酬をいただいています。
お客様のためだけでも、自分のためだけでも、お金のためだけでもない。人を喜ばせることができること自体が、美容という仕事の価値であり、存在価値であり、報酬にもつながっていく。だから、この仕事はやめられません。

②多様な価値観に触れたい
自分の中にある「普通」や「常識」の枠が、年齢とともに固まっていくのが苦手です。何を信じ、何を大切にするかは人それぞれで、その違いこそが面白いと思っています。
経験が増えるほど、それまでの生き方を肯定するために、他人の価値観を否定してしまいがちになる。自分にもそういうところは、正直あります。ただ、それがあまり好きではないんです。
価値観がぶつかり合うのは、それぞれが何かを大切に思っているからだと思います。何かを好きだという気持ちがなければ、対立も生まれないのかもしれません。でも、それではつまらない。難しい問題だからこそ、人と人との違いに触れることが面白いんです。
あなたの「好き」は何ですか。

③楽しく生きることを感じてほしい
僕には2人の息子がいます。スポンジのような吸収力を持つ子どもたちです。
世の中には、働くことをネガティブに捉えがちな空気があるように感じます。自分の子どもたちが、そういう空気に流されて、働くことを嫌なものとして受け取ってしまうのは、寂しいなと思います。
「働かなければいけない」「やらなければいけない」。自分のことなのに、やらされている感覚になってしまうことがあります。ですが、大人になる過程で、僕たちはいろんな選択をして、今の仕事に就いたはずです。それは、誰かに選ばされたものではないはずです。
僕自身、以前はサラリーマン美容師として働いていた時期もありました。ですが、組織で働くことが自分には合わないと感じ、独立することを自分で決めました。
価値のあるものにはお金を払い、価値のないものにはお金を払わない。当たり前のようですが、自分自身やお店が価値を生み出せなければ、お金は生まれません。だからこそ、自分が楽しいと思えることに価値があれば、お金は後からついてくると思っています。
環境や状況のせいにして生きることもできます。ですが、本当にやりたいことがあれば、人はやっているはずだし、できるように工夫するものです。選んでいるのは、いつも自分自身です。
いつか息子たちが巣立つとき、「そういえば、親父、楽しそうに仕事してたな」。そう思ってもらえたら、それが一番だと思っています。そんな記憶を残せるくらい楽しく働きたいと思っているので、今、美容師をしています。

これからも、自分の楽しいと思えること、好きなことで価値をつくりながら生きていけたら、幸せだと思っています。

■ このブログを書いた人
NAOYA(キタウラナオヤ)
Xanadu(ザナドゥ)オーナースタイリスト
美容師歴20年以上。滋賀県草津市にて、完全マンツーマンのプライベートサロンを営んでいます。
東洋医学の経穴理論をベースにしたヘッドスパと、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを得意としています。
Google口コミ平均評価4.9。頭皮と髪、そして心のケアを、一人ひとりに丁寧に届けることを大切にしています。


