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- 2020/02/11
- 髪はなぜ育つ?血液・酸素と頭皮環境の関係を美容師が解説
- 髪質改善・ヘアケア
人の印象の多くは、髪の毛で決まると言われている。髪の悩みを抱えたまま過ごすことは、思いのほかストレスになる。
毎日を楽しく過ごすためにも、髪は大切なものだ。印象を左右する大切な髪で、ヘアデザインを十分に楽しむために、健康な髪づくりから始めてみてはどうだろうか。

髪は、血液と酸素からできている
体は、呼吸から酸素を、食事から栄養を取り込み、血液によって各器官へ運びながら維持されている。髪も、その仕組みの中にある。
栄養と酸素を含んだ血液が毛乳頭に届き、そこからの指示を受けて毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで、新しい髪が生まれていく。髪になった時点で細胞分裂は終わるため、栄養や酸素が届くのは、まだ髪の形になる前までだ。ここまでの過程が整っているかどうかが、髪の質を大きく左右する。
たっぷりの栄養と酸素を含んだ血液が毛母細胞に届くと、ツヤ・ハリ・コシのある髪が生まれやすくなる。カラーやパーマは髪に変化を与える一方で、髪にダメージも与える。健康に生まれた髪は体力があるため、薬剤による変化もつけやすい。一方で、栄養や酸素が届きにくいまま生まれた髪は、細く弱くなりやすく、白髪や薄毛につながることもある。そうした髪は、薬剤への反応も不安定になりやすい。
年齢とともに細胞分裂の働きはゆるやかになっていくが、この仕組みを理解したうえでケアをすることは、エイジングケアにもつながる。
健康な髪をつくるために大切なこと
栄養を含んだ血液をつくる食事
口にするものによって、血液の質は変わっていく。体は細胞でできているため、栄養バランスを意識することは、体にも髪にも大切だ。ジャンクフードやお菓子、お酒の摂りすぎには気をつけたい。
頭皮を柔軟に保ち、血流のよい状態を保つこと
栄養は血液に溶け込み、各器官に運ばれる。どれだけ栄養を積んでいても、道が整っていなければ、必要な場所には届きにくい。薄毛の悩みは、頭頂部や生え際に起こりやすいと言われている。首から頭へつながる太い血管は、頭の下半分程度までしか届かず、上半分は細い毛細血管が中心のため、栄養が届きにくいという考え方もある。
頭皮も肌の一部なので、正しくターンオーバーが行われれば、水分とハリのある状態を保ちやすい。しかし、洗浄力の高すぎるシャンプーを続けて使ったり、酸化した皮脂が毛穴に詰まったりすると、ターンオーバーが乱れやすくなる。乱れが続くと、頭皮は少しずつ硬くなり、栄養を含んだ血液が毛乳頭まで届きにくくなっていく。
年齢とともに肌の水分量も減りやすいため、頭皮の保湿も意識したい。また、髪を乾かさずに寝ると、濡れた髪が頭皮を冷やし、血流が滞りやすくなる。喫煙や過度なストレス、睡眠不足も、血流を滞らせる要因になる。適度な運動や、シャンプー時のマッサージは、血流を促す助けになる。

質のよい酸素を取り込むこと
細胞の働きを保つには、血液に酸素がしっかり溶け込んでいることも大切だ。ヨガや瞑想など、深い呼吸を意識する習慣は、細胞の働きを支えると言われている。あくびが多いときは、酸素が不足しているサインのひとつとも言われる。睡眠をしっかりとり、深い呼吸を意識してみてほしい。
トリートメントでできること、できないこと
髪になった時点で、細胞分裂は終わっている。どんなトリートメントを使っても、髪そのものが栄養を吸収して生まれ変わることはない。トリートメントは、髪を「治す」ものではなく、「扱いやすく整える」ものだ(詳しくは「髪質改善トリートメントとは?」の記事もあわせてご覧いただきたい)。
生まれたばかりの髪は、頭皮に近い分、天然のトリートメントである皮脂に守られている。髪が伸びるにつれ、毛先まで油分が届きにくくなり、乾燥しやすくなる。ブラッシングには、この皮脂を毛先まで行き渡らせ、乾燥を防ぐ役割もある。
油分は水分を保つために大切な働きをするが、長く空気に触れて酸化すると、髪への負担につながることがある。トリートメントに使われる油分は、できるだけ酸化しにくいものが望ましい。
酸化しにくい油:ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、スクワランオイル、ココナッツオイル、椿油など
酸化しやすい油:グレープシードオイル、月見草オイル、馬油、ローズヒップオイル、ボラジオイル、アマニ油など
酸化しやすい油:グレープシードオイル、月見草オイル、馬油、ローズヒップオイル、ボラジオイル、アマニ油など
お湯で流れやすいオイルであれば、日常の汚れの多くはお湯だけでも落とせる。残りをシャンプーの洗浄力で落とすことになるが、市販シャンプーに多い高級アルコール系(ラウリル硫酸系・ラウレス硫酸系)は洗浄力が強く、必要な皮脂まで洗い流してしまうことがある。トリートメント選び以上に、シャンプー選びが大切だ。
紫外線も、髪や頭皮にダメージを与える。頭皮への影響が続くとターンオーバーが乱れ、乾燥やフケの原因になることもある。アウトバストリートメントの中には、紫外線対策の成分を含むものもあるので、選ぶときの参考にするとよい。
サロンで行うトリートメントは、髪を薄い膜で包み込み、手触りや質感を整える技術だ。仕上がった直後は指通りがよくなるが、時間とともに少しずつ落ちていく。見た目を整えるための技術であり、髪そのもののダメージをなかったことにするものではない。
まとめ
栄養と酸素を含んだ血液がしっかり届くことで、健康で美しい髪が生まれやすくなる。栄養の届きやすい頭皮環境を整えることが、さまざまなヘアスタイルを楽しむための土台になる。
髪は、一度生まれると細胞分裂を終えた状態になる。だからこそ、日々のケアが大切になる。あなたの髪に、栄養は届いているだろうか。

ご予約はこちらから → https://lin.ee/mlNKL1g
■ このブログを書いた人
NAOYA(キタウラナオヤ)
Xanadu(ザナドゥ)オーナースタイリスト
美容師歴25年。滋賀県草津市にて、完全マンツーマンのプライベートサロンを営んでいます。
東洋医学の経穴理論をベースにしたヘッドスパと、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを得意としています。
Google口コミ平均評価4.9。頭皮と髪、そして心のケアを、一人ひとりに丁寧に届けることを大切にしています。
Xanadu(ザナドゥ)オーナースタイリスト
美容師歴25年。滋賀県草津市にて、完全マンツーマンのプライベートサロンを営んでいます。
東洋医学の経穴理論をベースにしたヘッドスパと、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを得意としています。
Google口コミ平均評価4.9。頭皮と髪、そして心のケアを、一人ひとりに丁寧に届けることを大切にしています。


