
- 2019/09/24
- 白髪はなぜできる?抜いてもいいのか草津市の美容師が解説
- 白髪・エイジングケア
自分の白髪を見つけると、少し気持ちが沈むという方も多いのではないでしょうか。老けて見えたり、疲れて見えたりと、印象が変わるように感じることもあります。そのため、つい抜きたくなる方もいらっしゃると思います。
果たして、白髪を抜くのは本当に良くないことなのでしょうか。それとも、抜いても問題ないのでしょうか。
なぜ白髪になるのか
髪は細胞でできており、血液から栄養をもらって伸びていきます。もともと髪は白色で、新しく生えてくる際に毛根内のメラノサイトという部分がメラニン色素をつけることで、黒髪になります。メラノサイトが何らかの理由で働かなくなると、メラニン色素のない白髪として生えてきます。

血行不良
血液には栄養を運ぶ働きがあり、循環が滞ると栄養が毛根まで届きにくくなります。頭皮を動かしてみてください。柔らかく動く方は血液の循環が良好ですが、硬さを感じる方は注意が必要です。頭皮と頭蓋骨の間には血液が通っており、頭皮が硬いと血液が通りにくくなります。栄養が行き届きにくくなると、健康な髪は生えにくくなり、メラノサイトにも影響が及ぶ可能性があります。頭皮は柔らかく保つことを意識してみてください。
睡眠する時間や質
新しい細胞がつくられるのは睡眠中です。メラノサイトの活動も、このときに活発になります。生活が乱れて睡眠の時間や質が落ちると、新しい細胞がつくられにくくなり、白髪になりやすいと言われています。
食事による栄養補給
血行が良くても、そもそも栄養が足りなければ意味がありません。メラノサイトを働かせる栄養素としては、良質なタンパク質を含む豆類、ミネラルが豊富な海藻類が挙げられます。体の中からのアプローチはすぐに結果が出るものではありませんが、日々意識的に栄養を摂ることは、髪だけでなく体全体の健康にもつながります。急激な食事制限は髪にも影響しますので、栄養バランスには気をつけましょう。
遺伝的な要因や年齢
医学的に完全に証明されているわけではありませんが、白髪と遺伝には一定の関係があると考えられています。すべての細胞は老化により活動が低下するため、メラノサイトも例外ではありません。年齢とともに成長ホルモンの分泌量も少なくなるため、白髪が発生しやすくなっていきます。

ストレス
ストレスがかかると活性酸素が発生しやすくなります。この活性酸素が、色素をつくるメラノサイトにダメージを与えることがあり、白髪になりやすいと言われています。
過酸化水素の蓄積
活性酸素のひとつが過酸化水素で、カラー剤の2剤の主成分でもあります。日常生活では、コーヒー・紅茶・ウーロン茶の過剰摂取や、歯磨き粉・脱色剤・コンタクト洗浄剤・漂白剤などにも含まれることがあります。カラー直後に残留する過酸化水素には特に気をつけていて、XANADUでは過酸化水素を分解してくれる酵素のカタラーゼを使用しています。
喫煙
喫煙は、メラノサイトの働きに必要なビタミンB12や、活性酸素を分解するビタミンCを消費してしまうため、白髪のリスクが高まると言われています。
その他の要因
ここでご紹介した以外にも、紫外線・妊娠出産・病気など、白髪の要因はさまざまです。

白髪は抜くと増えるって本当?
よく耳にする「白髪は抜くと増えるのか」という話。答えから言うとNOです。
これはカラーバス効果によるものです。朝のテレビ占いで「今日のラッキーカラーは赤」と言われると、その色が目につきやすくなるのと同じで、白髪を意識し始めると、以前より目につきやすくなります。そのため、増えたように感じるのです。
では、気になった白髪は抜いても問題ないのでしょうか。おすすめするなら、抜かないほうが良いです。抜くことには、いくつかのリスクが伴うからです。
頭皮の炎症の恐れ
白髪を抜くと頭皮が刺激を受け、炎症を起こす可能性があります。炎症が起こると、健康な髪が生えにくくなるリスクも高まります。また、1本抜いただけでも周りの毛穴に影響が及び、まれに円形脱毛症につながることもありますので、注意が必要です。
抜毛症
白髪を抜かずにはいられなくなる抜毛症という状態を引き起こす可能性もあります。白髪やアホ毛などのコンプレックスを抜くことで一時的に気持ちが軽くなり、それが習慣化してしまうことで起こります。一種の自傷行為でもあるため、気をつけたいところです。

白髪への正しい対策とは
抜くのがおすすめできないなら、どうすればいいのか。おすすめの方法を5つご紹介します。
白髪をできるだけ根元近くから切る
白髪の本数が比較的少ない方であれば、表面に飛び出してこないよう根元近くから切る方法があります。髪質にもよりますが、まめに切らないと、少し伸びた短い髪が立ちやすくなるので気をつけてください。
ヘアカラーで染める
白髪の比率が5%を超えるとかなり目立つため、ヘアカラーがおすすめです。自分好みの髪色に染められ、おしゃれも楽しめます。ただし頭皮や髪に一定の負担がかかるのも事実なので、正しい施術やアフターケアを提案してくれる美容師に相談すると良いでしょう。
ヘアマニキュアやヘナで染める
髪のダメージを優先したい方には、ヘアマニキュアやヘナがおすすめです。ヘアカラーに比べてダメージは少なく、白髪を隠すことができます。一方で髪を明るくすることはできないため、色味に制限があります。特にヘナは天然の植物のため、白髪はオレンジ色にしかなりません。それ以外の色に染まるというヘナがあれば、ヘナ100%ではない可能性が高いので、確認しておくと安心です。

出かけるときだけごまかす
白髪が多い方にはあまりおすすめできませんが、シャンプーで落とせるマスカラタイプや、スプレータイプの一時染毛剤もあります。急に出かける際には便利なアイテムです。
カラーシャンプーやトリートメント
白髪がまだ少なく、隠れれば良いという方には、使い続けるうちに少しずつ染まっていくカラーシャンプーやトリートメントもあります。染毛力はあまり強くないため、重ねて使わないと染まりません。今後ヘアカラーをする際に染まりにくくなるものもあるので、使用前に美容師に相談すると安心です。
まとめ
白髪は抜いても増えることはありませんが、頭皮の炎症や抜毛症など、別のトラブルの原因になることがあります。
美しいデザインをつくるには、美しい髪という土台が必要です。年齢を重ねるごとに髪の悩みは尽きませんが、正しく向き合っていけば、白髪があっても素敵な髪でいられます。

白髪や髪のお悩みは、LINEでもご相談いただけます。気になる箇所の写真を送っていただければ、より具体的なアドバイスも可能です。お気軽にご連絡ください。
■ このブログを書いた人
NAOYA(キタウラナオヤ)
Xanadu(ザナドゥ)オーナースタイリスト
美容師歴20年以上。滋賀県草津市にて、完全マンツーマンのプライベートサロンを営んでいます。
東洋医学の経穴理論をベースにしたヘッドスパと、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを得意としています。
Google口コミ平均評価4.9。頭皮と髪、そして心のケアを、一人ひとりに丁寧に届けることを大切にしています。


